オリックス・金田、移籍後初星 糸井の人的補償で加入
「オリックス5-2日本ハム」(22日、ほっともっとフィールド神戸)
阪神にFA移籍した糸井の人的補償で加入したオリックス・金田が移籍後初勝利を挙げた。
先発の西が骨折交代し、スクランブル登板は二回。いきなり3者連続三振。三回には2死二塁から中田に死球で一、二塁のピンチを迎えるが、レアードを149キロの速球で空振り三振に打ち取った。直後に味方が2発で逆転。四回を投げたところで足がつって交代したが勝利へ導いた。
「気持ちだけは負けないと思って気合を入れて投げた。流れを持って来られる投球ができてよかった」
キャンプで審判団にセットポジションが静止していない違反投球だと指摘を受けた。1度は認められたが開幕すると再び指摘された。そんな苦しみの中でも黙々と取り組んだ。小林投手コーチは「あいつは毎日、フォーム修正に取り組んでいる。ホントにマジメ」と言うほど。
比較される糸井について「気にしてない。オリックスにどれだけ貢献できるかだけです」と勝利球を手に笑った。