君こそ「スター」“ミレニアム世代”東海大菅生・片山4安打
「全国高校野球選手権・3回戦、東海大菅生9-1青森山田」(18日、甲子園球場)
東海大菅生(西東京)は19安打の猛攻で青森山田(青森)に9-1で圧勝した。
また“ミレニアム世代”に楽しみなスラッガーが現れた。東海大菅生の2年生4番・片山昂星内野手が、特大ソロを含む4安打。三塁打が出ればサイクル安打の大暴れだった。
初回は左越えの先制適時二塁打。三回も右翼フェンス直撃二塁打を放って迎えた四回だ。内角低めのチェンジアップに反応。中堅右に豪快な放物線で高校通算21号ソロを放り込み「気持ちよかった。あのコースは得意なので」とはにかんだ。
中学時はシニア日本代表に選出。横浜出身で筒香(DeNA)に憧れる。幼稚園から小6まで続けたテニスでは、小2時に児童向けのショートテニスで全国3位になったこともある左の大砲。徹底した変化球打ちに取り組み、今春東京大会後に控えから4番に抜てきした若林弘泰監督(51)の期待に応えた。
アーチが乱れ飛ぶ今大会の様相に「つなぐ意識を徹底していたけど、打ちたいとは思っていました」と本音をのぞかせた片山。「スターになって欲しい」という願いが込められた名前のごとく、マンモスで輝く夏にする。