ラミレスDeNA自力V消滅…井納5回KO、救援陣も崩れる

 「DeNA4-7広島」(5日、横浜スタジアム)

 広島に力の差を見せつけられて屈した。今季97試合目。DeNAの自力優勝の可能性が消滅した。

 投手陣が勢いにのみ込まれた。アレックス・ラミレス監督が「ターニングポイント」と位置付けたのは2点リードの四回。井納が先頭打者に簡単に四球を与えるなど無死一、三塁のピンチを招き、会沢の併殺打の間に1失点。右腕は五回にも2失点し逆転を許して降板。指揮官は「四回に簡単に1点を取られて向こうに勢いがいった」と嘆いた。

 リリーフ陣も六、七回に痛恨の一発を浴び、計3失点でトドメを刺された。「相手が広島だからこそ起こりえること。広島打線はリーグナンバーワン」と脱帽するしかなかった。

 「去年も経験してますし、自力優勝の可能性がなくなったとしても、戦い続けて、勝ち続けていくしかないと思います」とラミレス監督。2位の阪神、4位の巨人も勝っただけに黒星は痛いが、仕切り直し、前を向くしかない。

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