早実・清宮、猛ダッシュでバント処理併殺、守備で4強入りけん引

7回日本学園無死一塁、日本学園・高木のバントを処理し併殺を完成させガッツポーズをする早実・清宮幸太郎=神宮球場(撮影・中田匡峻)
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 「高校野球西東京大会・準々決勝、早実5-1日本学園」(25日、神宮球場)

 春夏連続の甲子園出場を目指す早実が日本学園を破り、2年ぶりの準決勝進出を果たした。主将の清宮幸太郎内野手は「3番・一塁」で先発出場し、2打数1安打2四球。最多記録に並ぶ高校通算107本塁打は次戦以降に持ち越されたが、この日の清宮は守備でチームをけん引した。

 4-1での七回表、日本学園は先頭の6番打者が内野安打で出塁。次の7番打者が一塁側へバントを試みると清宮は猛然と前へダッシュしてゴロを捕り、迷わず二塁へ送球。ボールはワンバウンドで遊撃・野田優人内野手(2年)がベース上で構えるグラブに収まり、そのまま一塁に入った二塁・橘内俊治内野手(2年)へ送って併殺を完成させた。

 清宮は試合後、「(相手の)バントで併殺を狙っていたのでうまくいった」と話し、ワンバウンド投球も狙い通りか?と問われると、「たまたまです」と笑顔ではにかみながら答えた。

 また、この試合を通しての「最も熱いプレー」を問われると、このバント守備での併殺を挙げ、「しっかり仲間と連携できた。(自分の)投球は悪かったがカバーしてくれ、しかもゲッツーを取ってくれた。あそこですね」と振り返った。

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