全パが連勝 MVPは本塁打含む3安打のデスパイネ 82勝78敗11分けに
「マイナビオールスターゲーム・第2戦、全パ3-1全セ」(15日、ZOZOマリンスタジアム)
小刻みに得点を重ねた全パが連勝した。これで対戦成績を82勝78敗11分けとした。MVPは四回に同点本塁打を放つなど、3安打をマークしたデスパイネ(ソフトバンク)が選ばれた。初受賞となった。
1点を追う四回、全パの4番に座ったデスパイネが、全セ・2番手の秋山(阪神)からセンターバックスクリーンを直撃する豪快な一発。古巣・ロッテの本拠地でのアーチにスタンドからも大きな声援が湧き起こっていた。
続く五回には、先頭の鈴木(ロッテ)が全セ・3番手の井納(DeNA)から右翼フェンス直撃の三塁打で出塁。2死後、秋山が一塁線を破る適時二塁打を放った。
七回には先頭の鈴木が右翼席へソロアーチを放ち、リードを広げた。
全セは三回に小林(巨人)のソロアーチで先制したものの、わずか4安打に抑えられた。
デスパイネは「初のオールスターでMVPに選ばれて最高の気分です」と笑顔を見せた。3年間、本拠地としてプレーした球場での活躍とあって。「ここでホームランが出てうれしく思います」と答えた。最後はヒーローインタビューの決めぜりふを、古巣の千葉バージョンで「デ・ス・パ・いいね~!」と披露し、大きな歓声を浴びていた。