上田利治さん通夜 日本ハム・大社元オーナー「ファイターズの名にふさわしい闘将」

 阪急、オリックス、日本ハムで監督を務め、1日に肺炎のため80歳で亡くなった上田利治氏の通夜が5日、横浜市公益社会館たまプラーザで営まれた。プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(75)や日本ハムの大社啓二元オーナー(61)ら球界関係者、一般ファンら約200人が故人との別れを惜しんだ。告別式は6日・午前10時から同会館で営まれる。

 その野球人生を熱く駆け抜けた希代の名将。遺影には2003年に野球殿堂入りした際の写真が使われ、阪急監督時代の胴上げ写真が飾られた。阪急、オリックス、日本ハムの監督時のユニホームも並び、その栄光の足跡で祭壇は彩られた。

 戒名は「勇徳院智将利勲居士」。そこに刻まれた「智将」の顔と同時に「闘将」として名をはせた上田氏。日本ハムの大社元オーナーは別れの後、故人との思い出を語った。

 印象に残っているのは、上田氏が95年に日本ハム監督に就任した際の養父・大社義規オーナー(当時)の姿。「『きっとチームも強くなる』と喜んでいた。私はその頃、プロ野球に深く関わっていなかったが、監督というのはこれほど大きな影響力を与えるのだなというのが最初の印象だった」と振り返った。

 北海道移転時には、グラウンドを訪れていた上田氏に強いチーム作りのアドバイスを求めた。すぐさま上田氏から返ってきた言葉は「やっぱり練習ですよ!」だったという。

 「闘将、闘う監督という名前にふさわしい人」と大社氏。現在はリーグ屈指のチームとなったが「上田さんの闘う姿勢は、まさしくファイターズの名前にふさわしい監督さんであったと思います」と礎を築いた名将への感謝を表した。

 熊崎コミッショナーは78年のヤクルトとの日本シリーズで、1時間19分にも及ぶ抗議を行ったシーンに「すごい魂だなと。野球、球団、選手を愛する気持ちから、あのような情熱を発揮されたと思う。野球界にとっても本当に大きな損失」と名将の死を悼んでいた。

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