巨人、あとアウトひとつから痛恨逆転負け…自力V消滅
「巨人4-6DeNA」(1日、東京ドーム)
まさかの暗転劇だった。2点リードの九回2死、巨人の守護神のカミネロが桑原に満塁本塁打を被弾。痛恨の逆転負けで、自力優勝の可能性が消滅した。高橋監督は「一回はひっくり返したので、何とか逃げ切らないと…」と、唇をかみしめた。
八回、村田が走者一掃の3点二塁打を放ち、逆転に成功。九回は迷わずカミネロをマウンドに送り、逃げ切り態勢に入った。だが、あとアウトひとつを奪えず、本拠地にG党の悲鳴が響き渡った。
阿部の戦列復帰も起爆剤にはならず、もはや打つ手も見当たらない。指揮官は「明日勝っていけば状況は変わっていく訳ですから」と気丈に前を向いたが、3位のDeNAとも5・5差。Aクラス入りも、危ぶまれる状況になってきた。