オリックス・山岡3勝目 完璧ドラ1わずか2安打8回0封

 「西武0-3オリックス」(30日、メットライフドーム)

 オリックスのドラフト1位・山岡(東京ガス)が8回2安打無失点の完ぺきな投球で菊池に投げ勝ち、3勝目を挙げた。

 ボールはキレッ、キレッだった。湿度が高いメットライフ。ボールが指に吸い付くようで、いつも以上に捕手に近いところでリリースできた。そのため、直球はプロ入り後最速の150キロを計測。得意のスライダーだけでなく、チェンジアップも面白いように抜けた。

 ただ、変化が大きすぎて序盤は制球に苦しんだ。二回には失策と2四球で1死満塁のピンチを迎えたが、炭谷を145キロの直球で遊ゴロ併殺打に仕留め、乗った。六回からは3回で6三振を奪った。自身初となる完封も期待されたが、準備はしていたものの守護神・平野に最後を託した。

 「最初はどうなるかと思ったけど六回からはフォームのバランスを意識してよくなりました」

 福良監督も「素晴らしかった。修正能力もある」と絶賛した。自ら推した右腕だ。実は昨夏には1位指名を決めていた。「ビデオは見てない。社会人でエースとしてずっと投げてた実績を評価した」。球団内では創価大・田中を推す声もあったが「田中は2、3年後に大谷になる可能性はあるけど来年なら山岡」と押し切った。

 指揮官の見込み通りローテの軸になった。

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