ソフト松田がジンクスはね返し通算200号 大ファウル直後に打ち直し「僕らしい」
「ソフトバンク6-0日本ハム」(27日、ヤフオクドーム)
ソフトバンクの松田宣浩内野手が史上101人目となる通算200号本塁打(今季12号)を放った。試合後のヒーローインタビューでは、直前に大きなファウルを放った後の“打ち直し”で節目の一発を決めた心境を語った。
野球界ではよく、言葉は悪いが「三振前のバカ当たり」と言われている。惜しい大きなファウルを放った後は、結果的に三振に終わってしまうことが多い、というものだが、この日の松田はジンクスを見事にはね返した。四回、無死一、二塁で入った打席の6球目をはじき返すと打球は左翼ポール際へ。リプレー検証の結果、ファウルと判定された。だが、この直後の7球目をものの見事に左中間スタンドへ運んだ。
お立ち台では「自分の中でめちゃめちゃいい形で打てたので、入ってほしかったですけどね。ファウルになって悔しかったですけど、次の球でホームランを打ったのも、僕らしくて良かったと思います」と声を弾ませた松田。「三振前のバカ当たりってよく言うんですけどね。ベンチの皆が本当に喜んでくれていたので、本当に打てて良かったです」と感激していた。
史上101人目の200号だが、「まだまだ通過点なんでね。今日みたいに勝ちに貢献できるヒットやホームランをこれからも打てるように練習していきたいと思います」と熱く語り、「ワン、ツー、スリー、マーッチ!」で締めくくった。