青藍泰斗・石川、打倒作新 “関東No.1投手”が27年ぶり夏切符導く!

 第99回全国高校野球選手権栃木、千葉、茨城大会の組み合わせ抽選会が21日、各地で行われた。昨夏甲子園優勝校・作新学院の7連覇がかかる栃木大会では、今秋ドラフト候補右腕・石川翔投手(3年)を擁する青藍泰斗が王者打倒と27年ぶりの優勝を狙う。

 絶対王者を止める-。各校が“作新包囲網”を敷く栃木で、青藍泰斗のエース・石川は、そのポテンシャルを最も秘めている。

 バネとしなやかさを感じさせる体から、伸びのある直球を投げ込む右腕。3月下旬の練習試合では、自己最速を2キロ更新する148キロを計測した。センバツ出場校の東海大市原望洋と堂々と渡り合った一戦で、スカウト陣からは「関東No.1投手」との評価を得た。

 昨秋は準決勝で作新学院に0-2で敗戦。先発した石川は「何としても相手投手を崩すという気持ちが徹底している」と強さを肌で感じとった。冬場は秋の映像を見直し、力が伝わる体重移動を意識したフォームに改良。タイヤ押しやポール間走などで鍛え上げ「軽く投げてもボールがいくようになった。球質が変わった」と手応えは得ていた。

 4月上旬に左股関節を痛めた影響から、右肩の違和感も発症。春季大会は代打での出場にとどまり、初戦で姿を消した。それでも「いい経験になったと思う」と他投手の登板を前向きにとらえた。

 雌伏の春を経て、迎える夏。「ここぞで打ち取れる投手になりたい。全部自分が投げられるぐらいのスタミナをつけたい」と決戦の時を見据える。希望の進路については「一番はプロに行きたい」という石川。夢をかなえるためにも絶対王者を倒し、聖地への切符をもぎ取る。

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