ロッテは4連勝ならず ドラ1佐々木が誤算の初回7失点

1回、適時打を打たれ三木(左)から声をかけられるロッテ・佐々木=ZOZOマリンスタジアム(撮影・堀内翔)
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 「ロッテ6-9ヤクルト」(11日、ZOZOマリンスタジアム)

 ロッテは連勝が3で止まり、ヤクルトに交流戦初白星を与えた。今季チーム初の4連勝を狙い、先発に佐々木(桜美林大)を立てたが、そのルーキーが一回に崩れた。

 先頭の坂口に2-1から144キロの真っすぐを右中間に運ばれる三塁打。続く上田にも2-2からの146キロ真っすぐを左中間突破の三塁打。坂口が先制の本塁打を踏んだ。

 さらに山田にも143キロの真っすぐを中堅左にはじき返された。適時二塁打。3長打で早くも2点を失った。

 1死後、雄平とグリーンに連続四球で満塁。大引きに投手強襲の適時打、中村には中前適時打でなお満塁。藤井は三振に切って落としたが、1番に戻って坂口に押し出しの四球、上田に中前への2点適時打を浴びた。6本の安打を喫して7失点となった。

 真っすぐの球速は140キロ~146キロをマークしたものの、高めに入って球威もない。伊東監督は、「やはり立ち上がりが問題だな。コントロールを気にして球を置きにいっている。力がない。(打者を)押さえ込むように投げてほしい」と期待して送り出したが、またもや立ち上がりの悪さを露呈した。

 ヤクルトは10連敗のウサを晴らすような集中打をルーキーに浴びせた。三回にも2死からチャンスをつかむと、坂口が左へ適時打だ。8-2の八回は上田のこの日4打点目となる右犠飛で1点を加えた。

 一方、ロッテ打線はヤクルトの先発・ブキャナンの変幻自在の投球の前に凡打の山を築いた。カーブ、カットボール、スライダーといった変化球を主体にして時折ストレートを織り交ぜる。

 一回、サントスと荻野の連続安打で無死一、二塁も角中の強烈な一打は二直併殺となった。二回以降はチャンらしいチャンスもつかめない。五回の1死一塁では香月が遊ゴロ併殺打だ。

 ロッテは七回に角中、パラデスの連続安打で無死一、三塁。ここで鈴木の中犠飛で1点。さらに一、二塁からダフィーの右前打と雄平の三塁悪送球に乗じて2点目。さらに八回は、角中の右前適時打、パラデスの内野ゴロ、ダフィーので右前適時打、大嶺翔の左前適時打で4点を返したが、そこまでだった。

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