巨人 長嶋氏 清宮のプロ入りを熱望、10連敗の巨人の話題には…

“背番号3”のユニホーム姿で打席に立った巨人・長嶋茂雄終身名誉監督=千葉県佐倉市の長嶋茂雄記念岩名球場(撮影・出月俊成)
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 巨人・長嶋茂雄終身名誉監督が4日、高校通算100号を放った早実・清宮幸太郎内野手(3年)のプロ入りを熱望した。清宮が愛知県高野連招待試合の享栄戦で区切りの一発を放ったことを聞き、「打ったんですか。すごいねえ。100本、打ちましたか」と感嘆の声を上げた。超高校級スラッガーの“進路”にも言及し、「新聞、テレビ等で見てますが、今の選手の中でナンバーワンのバッター。そういう選手はできれば、どうでしょうねえ。プロ野球に入って。早く見たいね、僕はそう思う」と熱い思いを口にした。

 この日は千葉・佐倉市の「長嶋茂雄記念岩名球場」で行われたイースタン・ロッテ戦の始球式に登場した。ユニホーム姿で打席に入り、地元の少年野球チームに所属する市川優斗君と“対戦”。2球ボールを見送った後、2球空振りに終わり「球が見えなかった」と笑顔で振り返った。リニューアルした同球場には満員の3200人のファンが詰めかけ「野球はいいもんだと、あらためて感じました」と実感を込めた。

 ただ、低迷する巨人の話題には苦笑い。「まだ、3分の1が終わったばかり。8月、9月に大事な試合がある」と前向きな言葉を並べたが、「難しいな、野球は。まさかここまで来るとは…」と本音も漏れた。

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