早実・清宮3発で100号王手 ダブルヘッダーで3ラン2発、2ラン1発

 「高校野球・招待試合、早実17-16中京大中京 早実5-7桜丘」(3日、刈谷球場)

 早実・清宮幸太郎内野手(3年)が3日、高校通算100号の大台に王手をかけた。愛知県刈谷市で行われた招待試合のダブルヘッダーにフル出場。中京大中京戦で3ラン2発、桜丘戦で2ラン1発を放って3本塁打を加算し、通算99本塁打とした。早実は4日も同県小牧市での招待試合で至学館、享栄と対戦する。

 多彩な3発で、清宮が3桁の大台へ一気に王手をかけた。まずは中京大中京戦の初回、外角低めのチェンジアップを左翼芝生席に運ぶ3ラン。七回には138キロ直球を捉える3ランを右中間に放り込んだ。そして、桜丘戦の六回は135キロ直球を右翼ポール際後方のネットに突き刺す2ランだ。

 「3本とも自分ぽくないですけど」。照れ笑いした清宮は「レフト方向はあまりないし2本目は詰まった。3本目はうまくさばけた。珍しい」と説明。それも進化の証しだ。冬場は逆方向を意識する打撃練習法に取り組んだが「意識しなくても向こうにもセンターにも長打が出るようになった」と成果を実感。自然と出た広角打法に「いい感じ」と頬を緩めた。

 高校通算97発の初芝橋本・黒瀬健太(現ソフトバンク)を抜き、100号にあと1本。桜丘戦の八回、左飛に倒れた最終打席は「ちょっとよぎっちゃいました」と、さすがの怪物スラッガーも意識した。それでも「そんなに変わることはない。一球一球集中して」と言い切る。節目の祝砲へ、待ったなしだ。

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