DeNAラミレス監督、采配的中 井納の適時打に「戦略」

 「阪神2-5DeNA」(26日、甲子園球場)

 DeNA・アレックス・ラミレス監督の采配がズバリとはまった。

 0-0の六回1死一、三塁で打席には投手の井納。バントも考えられるケースで指揮官が出したのは“打て”のサインだった。井納が期待に応え、藤浪の初球のスライダーを右前に運ぶ先制の適時打を放った。

 五回まではチャンスを作っても打ちあぐね得点できなかった。ラミレス監督は「嫌な流れが続いていた。ここは常識外のやり方で、井納に打たせるという戦略だった。それで結果が出た。あれがこの試合のターニングポイントだった」と力説。井納についても「しっかり打ってくれた」と絶賛した。

 天敵・藤浪を相手にしての連敗を8で止め、阪神との3連戦の初戦で勝利を収めた。「今日勝ったのは非常に大きい。今日、勝ったのでさらに重要になるのはあした。あした勝って勝ち越せればと思います」と表情を引き締めた。

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