楽天・岸 快投一転、痛恨被弾 8回途中11奪三振も移籍後初黒星
「ロッテ3-2楽天」(21日、ZOZOマリンスタジアム)
11奪三振、無四球の快投を演じていた楽天・岸が、八回2死に暗転した。井口に中前打を許すと、鈴木に逆転の右越え2ランを浴び、今季初黒星を喫した。
初回から3者連続三振を奪うなど、最高の立ち上がりを見せた。七回を97球で終え、今季最長イニングとなる八回に突入。順調に柴田、根元と連続三振に斬ったが、まさかの展開だった。
この日2安打されていた鈴木には、いずれも直球をはじかれていたが、右翼席に運ばれたのは、甘く入ったスライダー。「1球前のスライダーがいいところに決まったので、欲が出てしまった」と岸。1球の怖さをかみ締めた。
右腕は「(11奪三振も)負けたので何の意味もない。球数も少なかったし、体力もまだ全然行けた。何とか抑えて勝ちたかったんですけど…。また頑張ります」と肩を落とした。