大乱戦制すも、日大三・小倉監督おかんむり「野球じゃない」

先発した日大三・桜井=水戸市民球場(撮影・堀内翔)
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 「春季高校野球関東大会・2回戦、日大三10-9専大松戸」(21日、水戸市民球場)

 日大三が乱戦を制し、準々決勝に進んだ。

 2点を追う三回に3安打6四死球、2つの敵失にも乗じて一挙8点を奪い逆転。ところが、今秋ドラフト候補のエース左腕・桜井周斗投手(3年)は自己最速の145キロを計測しながら五回で降板するまでに7四死球を与えるなど制球が定まらず、四回には2点差まで追い上げられた。

 八回、右翼に回っていた桜井の高校通算28号となるバックスクリーンへのソロで追加点を奪ったものの、その裏に2点を返されて1点差。九回2死一、二塁という一打逆転サヨナラのピンチをしのいで、何とか逃げ切った。

 桜井は「調子が悪い中で何とかしようとしたができなかった。スライダーのキレが全くなかった。自分が足を引っ張ってしまった」と反省しきり。「自分なりに考えてみようと思う。明日も投げると思うので、その中で修正できたら」と、名誉挽回を誓った。

 エースの不調に加え、2失策などミスも続出。小倉全由監督は「今日はダメですね。野球じゃないです。負けなかったというだけ」と、おかんむりだった。

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