中日・ビシエド、サヨナラ弾 広島に今季初勝利
「中日5-3広島」(19日、ナゴヤドーム)
中日は粘り強さを見せた。延長十回にビシエドの一振りで決着をつけるサヨナラ勝ち。昨季も7勝1分け17敗と負け越し、苦手としていた広島に7戦目で今季初めて勝った。森監督は「こうやって(試合を)決められてよかった。勢いに乗りやすい」と満足そうだった。
同点の延長十回、京田の内野安打を足掛かりに2死一塁で迎えた打席だった。「とにかく集中して待っていた」と低めの変化球を振り抜くと、打球は左中間席へ。「いい打席だった」と白い歯を見せて自賛した。
六回にはゲレーロが8号ソロを放っており、これで2人そろってアーチをかけた試合は4戦全勝。ビシエドは「そのために僕らは日本に呼んでもらっている。偶然かもしれないが、いいこと」とうなずいた。打つべき人が打った価値ある勝利となった。