中日5位浮上 又吉が先発初星「中継ぎとは違った達成感」

 「中日2-0ヤクルト」(27日、ナゴヤドーム)

 先発のウイニングボールをようやく手に入れた。今季3度目の先発マウンドに臨んだ中日・又吉が7回を5安打無失点。今季2度目のカード勝ち越しで3度目の最下位脱出に貢献し、お立ち台に招かれた。

 「野手も守ってくれて、2点を守って終盤まで投げられた。中継ぎとは違った達成感を味わうことができました」

 初回を三者凡退で勢いに乗ると、140キロ台中盤の直球とスライダー、シュートなどを駆使。凡打の山を築き、七回までスコアボードに「0」を並べた。

 防御率は両リーグトップの0・88。しかし、「だんだん投球回数が短くなっている。どうしたら延ばせるか、常に考えながら1イニング、1イニングを丁寧に投げられるように」と満足しない背番号16。黄金週間から始まる5月も、チーム巻き返しの軸となる。

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