日本ハム栗山監督、長いトンネル抜け安ど「勝つの大変」 連敗10で止め

 「ソフトバンク4-5日本ハム」(27日、ヤフオクドーム)

 日本ハム・栗山英樹監督(56)が延長十回の死闘を制して、連敗が10で止まったことに安どの表情を浮かべた。

 七回にレアードが先制2ランを放つも、八回、柳田に同点2ランを浴び延長戦へ。十回2死一、二塁。中田の3ランで勝ち越すと、両手をたたいて喜んだ指揮官。その裏、1点差に迫られ、なおも2死二塁。最後は増井が内川を二飛に仕留め、冷や汗をかきながらも長い連敗トンネルを脱出した。「ひとつ勝つのってこんなに大変なんだな」と栗山監督はしみじみと振り返った。

 前日26日のソフトバンク戦で監督就任後ワーストとなる10連敗を喫した。動物好きの指揮官はこの日の早朝に福岡市内の動物園へ出向いた。鷹や白フクロウを見て心を癒やした。動物園関係者にも「まだ4月ですから」と励まされるほどだった。

 4月29日からは13日以来、本拠地・札幌に戻る。敵地仙台で3連敗を喫した楽天戦。栗山監督は「(連敗は)どこかで止まる。ここからが大事」と巻き返しを誓った。

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