昨夏甲子園出場の市尼崎、2回戦敗退 先制もミスで逆転負け
「春季高校野球兵庫大会・2回戦、伊川谷北6-4市尼崎」(23日、神戸サブ)
昨夏の甲子園に出場した市尼崎が、2回戦で伊川谷北に敗れた。
2点を先制した直後の二回裏に、中堅手の適時失策などで3点を奪われて逆転を許した。中盤以降は、昨夏のメンバーが残る打線がつながりを欠いた。
七回は2点差に広げられて、なお1死満塁でプロ注目のエース・辻井亮汰投手(3年)が登板。最速142キロの右腕は、1回2/3無安打3三振と劣勢で力投したが、逆転にはつながらなかった。
「今日は調子がよかった。直球がコーナーに決まって、変化球も制球できた。でも、負けたので…」。阪神などが視察した前で力の違いを見せたが、早すぎる敗戦に表情を曇らせた。
昨夏は同校を33年ぶり2度目の甲子園へ導いた、元オリックス投手の竹本修監督(53)も「攻撃はちぐはぐでしたね。何とかつないでつないで、と思ったのですが。外野手がエラーをしてしまうと負けてしまいますね」と悔やんだ。