巨人連敗「5」で止めた 坂本4安打!主軸が仕事

 「中日2-6巨人」(15日、ナゴヤドーム)

 長いトンネルを抜けた。巨人は今季最多の12安打で連敗を5で止め、再び貯金生活に舞い戻った。坂本勇を筆頭に3、4、5番の中軸が8安打と猛威を振るい、高橋監督は「主軸が打つと、流れも良くなるのかなと思います」と目を細めた。

 1点を追う六回無死。3番・坂本勇、4番・阿部の連打で一、二塁の好機を演出し、続くマギーが同点の左越え二塁打。指揮官もベンチで手をたたき、笑顔を見せた。直後の勝ち越しにつなげた中軸が初回の先制点、七回の追加点にも貢献。中でも坂本勇は昨年8月19日の阪神戦以来の4安打で、高橋監督は「今日は特に良かった」と賛辞を贈った。

 指揮官は打線をテコ入れした。不振の長野を降雨ノーゲームとなった8日の阪神戦以来、記録上では今季初めてスタメンから外した。亀井を先発させ、石川も初スタメンに抜てき。その石川が六回に適時打を放つなど、采配も実った。

 投打がかみ合ってもぎ取った1勝。主将の坂本勇は「1個勝つのが大変だと、この連敗でみんな感じたと思う。1試合、1試合大事にやっていきたい」とナインの総意を代弁。この勝利をきっかけに、連勝街道を突き進む。

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