巨人・長野 今季初スタメン落ち 打撃不振深刻で由伸監督が断
「阪神-巨人」(8日、甲子園球場)
巨人・高橋由伸監督(42)が8日、長野久義外野手(32)を今季初めてスタメンから外した。降雨ノーゲームとなったこの日の相手先発は青柳。昨季9打数無安打という相性に加え、今季ここまでの打率が・154。好調なチームに乗り遅れている現状も決断の背景にあるとみられる。
長野は昨季9月8日の青柳先発時もスタメン落ちしたが、指揮官は「それ(相性や本人の状態)だけじゃなくて、(代わりにスタメン起用した)亀井の状態もいいしね」と説明。長野の課題については「それは本人に話をしている」とした。
長野は試合前、室内練習場で村田ヘッドコーチや江藤打撃コーチから約20分間、指導を受け苦境打破へバットを振り込んだ。ノーゲームが決まると「何もないですよ。頑張ります」と悔しさを内に秘め、バスに乗り込んだ。
9日の阪神先発は能見で、スタメン“復帰”の可能性はある。前夜、指揮官が「状態がいい悪いというレベルの選手ではない。どんな中でも、それなりにやらないといけない選手」と評した背番号7。開幕“8戦目”にして下された荒療治が復調へのきっかけとなるか。