早実・清宮80号持ち越し 内野5人シフト「面白かった」

 「春季高校野球東京大会・3回戦、早実9-4岩倉」(7日、神宮第二)

 東京大会は3回戦が行われ、今春センバツに出場した早実、日大三はともに勝ち、16強入りを決めた。今秋ドラフト1位候補の早実・清宮幸太郎内野手(3年)は5打数2安打。高校通算80号本塁打は、次戦以降に持ち越しとなった。

 早実対策の激化を物語る光景だった。清宮の全打席で、岩倉の中堅手は二塁右に移動し、内野5人、外野2人に。一方、野村大樹内野手(2年)には二塁手が右中間に下がり、内野3人、外野4人になる打席もあった。

 シフトに打球をからめとられる場面はなく、チームも勝利。清宮は「気にはしなかった。まあ、面白かったですけど」と、苦笑交じりに相手の奇策を振り返った。ただ、打撃の状態は上がらなかった。

 六回に一塁強襲安打、八回に左翼手の落球を誘う二塁打を放ったものの「あまりよくはない」と、本来の打球には程遠い。初回に右中間へのソロを放った野村は「あんなに苦しんでいる姿は見たことない」と話す。仲間に助けられた主将は「次は自分が?もちろん」と、巻き返しを期した。

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