４日のＤｅＮＡ戦（横浜）で今季初登板する巨人・菅野智之投手（２７）が３日、筒香斬りへの強い意欲を燃やした。敵地でのナイター練習後、体を入念にケアし「見てる人がわくわくするような対戦ができたらいい。彼の前に走者を出さないことが大事」と腕をぶした。

　ＷＢＣでともに日の丸を背負って戦った、侍ジャパンの４番への意識は強い。「日本で一番いいバッターだと思うので、対戦していても気合が入る」。昨季ＤｅＮＡ戦５試合に登板し１勝１敗、防御率４・０５。筒香には１５打数５安打２本塁打を許しており「勝てば今年１年間はいい流れになるのではないか」と出ばなをくじく重要性を口にした。

　ＷＢＣでの疲労を考慮され、当初予定していた開幕戦から２カード目の初戦に変更。米国での準決勝登板から中１２日となり、心も体も切り替えはできている。「ＷＢＣは終わったこと。１ミリも頭の片隅にない。時間をもらったので、しっかり試合で返すのが役割」と言い切った。

　チームは開幕３連勝。高橋監督は「力でねじ伏せなければいけない。エースですからね」と期待を込める。「波に乗っていけるように準備してきたつもり。しっかりやるだけ」と菅野。圧倒的な投球で、勢いをさらに加速させる。