勝利まであと1人…中日開幕連敗 田島が痛恨の逆転サヨナラ被弾
「巨人4-2中日」(1日、東京ドーム)
あと1人…。目の前にあった今季初白星が、左翼席に吸い込まれる白球とともに消えた。九回を託された中日・田島が痛恨の逆転サヨナラ被弾。エープリルフールのウソだと思いたいが、これは現実だ。
「昨年からずっと続いているんじゃないの」。自嘲気味に口を開いた森監督が指摘したのは、昨季から続く東京ドームの悲劇だ。監督代行として指揮を執ったシーズン終盤。この場所での3試合はいずれもサヨナラ負けを喫した。年が変わっても、負の連鎖が竜に絡みついていた。
東京ドームでの登板機会では3試合連続サヨナラ被弾となった田島が声を絞り出す。「ボールでもよかったところだし、もっと低くいかないといけなかった」。1点リードの2死一、二塁。カウント1-1からの3球目は悔やんでも悔やみきれない1球になった。
残酷な結末。「まだ2試合。これが生きてくれれば」と指揮官。開幕3連敗スタートだけは許されない。とにかく、まず1勝をが竜党の願いだ。