ヤクルト・山田哲人内野手（２４）が３０日、自身初となる３日連続特打を敢行して開幕前の調整を締めた。神宮球場で行われた練習に参加。開幕戦を翌日に控える中、黙々とバットを振り続ける姿に強い決意をにじませた。

　“異例”だった。「自分から（頼んだ）。しっくりきてなかった」と説明。ＷＢＣで世界舞台を経験し、さらに自身の理想のスタイルを貪欲に追求する。６５スイング中１８本の柵越えで準備を整えた。

　「３番・二塁」で出場予定。これまで３番では１７５試合に出場し、打率・３１７、４８本塁打、１４４打点と好成績を残している。真中監督は起用について「バランス。かえし役に回った方がいいのかな」とポイントゲッターを期待する。

　この日は母校・履正社がセンバツで決勝進出を決めた。プロ注目の安田に対して「プロ野球選手の体つきをしている」と絶賛し、「優勝してほしい」とエールを送った。後輩の活躍を胸に刻み、３年連続トリプルスリーの偉業達成へ、開幕戦から打棒を爆発させる。