高野連事務局長「前代未聞ですよ」…1日2試合連続引き分け 再試合は配慮して中1日で

 延長15回で引き分け再試合となった、第2試合の福岡大大濠-滋賀学園(上)と第3試合の健大高崎-福井工大福井=26日、甲子園球場
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 「選抜高校野球・第7日」(26日、甲子園)

 第2試合の福岡大大濠-滋賀学園と、第3試合の高崎健康福祉大高崎-福井工大福井が、春夏通じて史上初となる2試合の連続延長十五回引き分け再試合となった。

 第2試合は2時間49分の投手戦。延長十五回引き分け再試合は、14年センバツの2回戦・広島新庄-桐生第一以来5度目となった。高野連は第2試合終了時点で、この試合を第8日第4試合に組み込むことを発表していた。

 第3試合は雨が降る中で、一進一退の展開が続いた。午後4時29分に照明が点灯され、3時間44分の熱戦となった。午前9時1分に第1試合が始まり、第3試合が終わったのは、約9時間半後の午後18時24分。雨が降っていたこともあって、スタンドには空席が目立っていたが、残ったファンからは大きな拍手がわいた。

 高野連の竹中事務局長は2試合連続引き分けについて「かなり珍しい。過去に地方大会で引き分け再々試合というのは聞いたことがあるけど、(甲子園の)本大会では聞いたことがない。まして1日2試合ですからね。前代未聞ですよ」と驚きの表情だった。

 第3試合終了後、高野連は再び日程の変更を発表。通常なら再試合は翌日に組み込むが、今回は第8日は予定通り3試合を行い、第9日に再試合2試合を組み込んだ。

 竹中事務局長は「延長十五回を戦った4校を、(すでに3試合が入っている)明日も続けて出すのはどうなのかという判断。こういう結果になったので、1日あけた方がいいということで、元の第8日の予定に戻しました」と説明。これにより準々決勝翌日の休養日がなくなった。再試合を行う4校は決勝まで勝ち上がれば、最長で4連戦を戦うことになる。

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