侍ジャパンが帰国、300人以上が整然出迎え ブーイングも大歓声もなし

険しい表情で帰国した小久保裕紀監督(左)=成田空港(撮影・開出牧)
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 WBC準決勝の米国戦で敗れた日本代表、侍ジャパンの選手が23日、成田空港に帰国した。デイリースポーツ調べで、少なくとも300人以上の人が出迎えたが、混乱はなし。スマートフォンでの撮影に熱心なファンも多く、整然とした出迎えとなった。

 到着ロビーでは午後2時過ぎから空港職員が選手らを出迎える準備を始めた。一般客や報道陣と選手を区切るロープが張られ、吹き抜けになっている2階から選手の勇姿をひと目見ようとする人もいた。

 午後5時ごろには、選手到着を聞きつけた人が多く集まった。侍ジャパンのためにテープで通路が区切られ、警備係員から拡声器で「固定した柵がございますので、後ろの方は前に来ないようにお願いします。選手はすぐに見えなくなりますので、その場で出迎えたり、お写真などを撮ってください」との注意がなされた。

 中田翔や坂本勇人、藤浪晋太郎といった侍ジャパンの面々が姿を見せると、多くの人は手持ちのスマホなどで写真を撮影していた。最前列に陣取ったファンの中には「お疲れ!」と声をかけたり、選手の名前を呼ぶ人もいたが、大きな歓声もブーイングもない整然とした出迎えだった。

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