侍ユニホーム5着紛失、盗難の可能性も

 日本野球機構(NPB)は15日、侍ジャパンの小久保裕紀監督(42)らが着用したユニホーム5着(20万円相当)を、12月に紛失したと発表した。盗難の可能性もあり、被害届を提出することを含めて、警視庁丸の内署に相談したという。

 紛失したのは昨年11月の台湾との強化試合で、小久保監督や矢野燿大バッテリーコーチら首脳陣が着用した上着。千代田区の旧NPB事務局の会議室で保管していたが、昨年12月18日に紛失が発覚。同10日までは現物が確認されていたという。

 当時、NPBは港区の新事務局への移転を控えており、ユニホームは引っ越し用の荷物として段ボール箱に詰められていた。選手のものもあったが、首脳陣のものが上に重ねられていたという。

 会議室は出入りの業者なども含め、外部からの侵入は可能。NPBでは職員を対象にした内部調査をしたが、発見できなかった。現時点でインターネットも含め、オークションなどに出品された形跡もないという。

 NPBの沼沢正二事務局次長兼侍ジャパン事業部長は「初陣の貴重なユニホーム。無事に戻ってくればと思っている。管理の甘さのひと言なので、職員にも管理を徹底するよう伝えた」と話した。

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