侍・藤浪「力のなさ痛感」 帰国後の調整は問題なしを強調
「WBC・準決勝、日本1-2米国」(21日、ロサンゼルス)
敗戦はベンチの中から見届けた。ブルペンにすら行くことができず、応援に専念する形で迎えた終戦。藤浪(阪神)は「力のなさを痛感しました」と厳しい表情を崩さなかった。
10日の中国戦で2回を無安打無失点に抑えた。だが、2四死球と不安も露呈。接戦続きの2次リーグは出番なく、準決勝でも登板機会はなかった。
米国移動後はカブスとの練習試合に先発。4回3失点と苦しんだが、初めての経験に心を震わせた。「なかなかできる機会はないので。いい経験をした1カ月」。収穫を口にする一方で「でも、チームの力になれなくて悔しいです」と続けた。
登板機会が少なく、帰国後は調整遅れが不安視されるが「全く野球をしていなかったわけじゃないので」と問題なしを強調。「疲労を抜いたりできれば、すぐ登板できる状態になると思います」と開幕直後からのフル回転を誓う。悔しさはシーズンにぶつける。