巨人・杉内「直球イマイチ」 15年7月以来1軍マウンドも四回途中3失点降板

先発し力投する巨人・杉内
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 「オープン戦、ソフトバンク5-3巨人」(16日、ヤフオクドーム)

 手応えと悔しさの両方が残った。15年7月21日以来となる1軍マウンド。右股関節の手術からの完全復活へ向けた巨人・杉内の“復帰戦”は3回2/3で65球を投じ4安打3失点。「段階は踏んできている」とする一方「回を追うごとに右足に(体重が)乗らない感じ。今後の課題かな」と反省も口にした。

 二回に江川に左中間への先制2ランを浴びると、四回には再び江川に左中間への適時二塁打を浴びた。最速は134キロで「直球がイマイチだった」。続く長谷川勇に四球を与えた時点で予定の60球を超えたため降板。今後へ向け「投げながら改善点を見つけていきたい」と先を見据えた。

 投げ合った相手はソフトバンク時代の元同僚で同級生の和田。「相変わらずいい真っすぐが投げられていいなあと思った」と苦笑いした。今後は2軍での登板を重ねながら、調整を続ける。「時代を作るのは若い世代ですけど、ベテランの人たちはそれに逆らっていかないと」。本当の復活マウンドへ、その口調に熱が帯びた。

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