侍・青木、二塁打で3得点呼んだ!米決勝Tも頼りになる

 「WBC・2次リーグE組、日本8-3イスラエル」(15日、東京ドーム)

 侍唯一の大リーガーがチームを波に乗せた。青木(アストロズ)が五回、4点を奪いなお1死満塁で押し出し死球。八回には1死から左中間二塁打を放ち、大きな3得点を呼び込んだ。

 6試合を振り返り「厳しい戦いも、みんなで乗り越えた。長打でチャンスを作れている。次、戦うチームに引けを取らない」。試合が進むにつれて自信が生まれた。自身3度目のWBC出場。経験を生かし、チームのまとめ役に徹した。

 5試合で20打数4安打。打撃はまだ本調子ではないものの、後輩たちに言葉と行動で示してきた。苦戦を強いられていたキューバ、オランダ戦では“神円陣”で仲間を鼓舞。青木の声で結束したチームは直後に奮起した。

 準決勝、決勝の地、米国は青木の“主戦場”でもある。「これから出てくる選手は全員知ってるかもしれない」と話した上で、「自分の考えが正しいわけじゃない。先入観を持たずにやって欲しいので」とライバルの情報は、求められれば答えていく方針だ。

 「トライしていく気持ちで良い。やれる」。難敵が相手でも、環境が変わっても、その先頭には青木がいる。侍を頂点に導くべく、強い決意と使命を携え、海を渡る。

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