巨人・内海ヒヤリ緊急降板 左太もも異変も「つっただけです」
「オープン戦、オリックス8-2巨人」(10日、ほっともっとフィールド神戸)
思わず顔をしかめた。オリックス打線を無安打に抑えて迎えた四回。先頭のオリックス・吉田正に初球を投じた巨人先発・内海哲也投手(34)は、左太ももの異変を訴えた。その場で何度か屈伸運動をした後、ベンチ裏へ。そのまま無念の降板となった。
寒さが残る中での屋外マウンドで、14年目のベテランを襲った突然のアクシデント。試合後に「つっただけです。情けないですけど、どうしようもなかった。一発でギュッとつっちゃった」と自らの口で説明した。
15年6月5日のソフトバンク戦で両太もも裏をつって降板し、登録抹消。復帰戦となった同年7月29日のDeNA戦で、今度は左太ももをつって降板。「ここ2年ぐらい悩んでいる」。順調に調整を重ねてきただけに、その表情は曇った。
症状は重くなく、大事を取らせた高橋監督は「内容は悪くない」と投球そのものは評価した。開幕まで3週間。復活を期す左腕は「対策をしっかりやって、なるべくつらないようにやっていくしかない」と再発防止への決意を込めた。