ロメロ2打席連発 糸井の穴カバーだ!昨季助っ人外れ年のオリックスに春!?

 「オリックス紅白戦、紅組6-2白組」(21日、宮崎)

 オリックスのステフェン・ロメロ外野手(28)=前マリナーズ=が、紅白戦の三回と五回に2打席連続となる本塁打を放った。ロッテ・小林スコアラーも「糸井の穴をカバーできる」と警戒。昨季は外国人7人中6人が2軍落ちを経験するなど不発に終わったが、この大砲は期待に応えてくれそうだ。

 実戦5打席目。ついにロメロのバットが火を噴いた。1点ビハインドの三回2死一、二塁。紅組の4番はフルカウントからヘルメンの7球目、スライダーを豪快に振り抜くと、打球はバックスクリーン中段に直撃。ゴーン!という金属音が球場に響き渡った。

五回にも塚原の甘く入ったカーブを左翼スタンドに運ぶ2ラン。2打席連発の頼もしい新助っ人に福良監督も思わずニッコリだ。

 「2本とも変化球。日本の投手にも対応できるんじゃないか。(一発)ああいうのを期待してましたから」

 切実な思いが言葉に込められていた。振り返れば昨季は外国人に裏切られ続けた。4番候補として獲得したモレル、ボグセビックは不発。かつてのキング、ブランコは体重オーバー。自称166キロ男コーディエはハートの弱さを露呈。ミッシュに至っては投げる前にボークで失点する始末だった。

 ロメロは「自分の形でとらえることができた。米国も日本も野球は同じ。配球は日本式を学んでいかなければいけないかな」と上昇の余地を残した。困ったのは他球団007。ロッテ・小林スコアラーは「警戒ですね。打線は糸井の穴をカバーできるんじゃないですか」と震え上がった。

 2本の放物線がオリックスに明るい未来を予感させた。

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