ソフトB・武田、新球ツーシーム「めっちゃ使える」 侍3・10中国戦へ視界良好

 「ソフトバンク紅白戦、紅組6-3白組」(18日、アイビースタジアム)

 WBCに出場するソフトバンクの武田翔太投手(23)が18日、世界一への“秘刀”を披露した。紅白戦が行われ、白組先発で3回2安打1失点。WBC公認球の性質を生かした新球ツーシームをテストし、「めっちゃ使える」とうなずいた。

 ともに世界一を目指す内川らを封じ、二回まで完璧に抑えた武田の見せどころは三回だった。先頭の左打者、釜元への初球は外角低めの145キロ。追いかけさせて空振りを奪う。二回まではなかった軌道。2死後、栗原からも沈む142キロで空振り三振を奪った。降板後に「ツーシームです」と明かした。

 WBC公認球はNPB統一球より縫い目の幅が広く、球種によっては変化しやすい。NPB球では「変化量が少なくて意味がない」と投げていなかったツーシーム。日本ハム・大谷の辞退を受けた5日の代替選出後、キャッチボールで好感触を得て、13日のシート打撃でも試投していた。

 これが22日の侍ジャパン集合前、最後の実戦。「一つのスパイスのような感じ」と表現する新球に、手応えをつかんだ。球数制限ルールを見据え、3回を32球で投げ終えたことも好材料。先発が濃厚な3月10日、1次リーグ第3戦・中国戦へ視界良好だ。

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