小久保監督 侍J抑え決めない 相手に合わせて「臨機応変に」
「オリックス春季キャンプ」(5日、宮崎)
野球日本代表「侍ジャパン」の小久保裕紀監督(45)が、オリックスの宮崎キャンプを視察した。3月開催のWBCでは固定しない方針を打ち出している抑え投手について、本戦前の実戦5試合で各投手の状態を把握。対戦国のタイプも考慮し“変幻自在”に起用する考えを示した。
抑えは「1人に決めないようにやっていく」と話す小久保監督。候補には平野、松井、秋吉、牧田と多種多様な投手が並んでいる。
一番は現状の力を把握することだ。状態の予測が難しい時期だけに「直前の5試合の状態は、かなり大事にしようと思っている」と23日に宮崎で行う合宿から本戦までに組まれた実戦5試合が、重要な見極めの場になる。
そして相手に適したタイプの選定だ。左右のパワー投手からサイド、アンダースローと選択肢も多いだけに「固定しないということは、臨機応変にということ」と話した。抑えを期待したカブス・上原の辞退もあったが、課題を強みに変え、多彩な戦力で相手を封じる。