ヤクルト・真中監督が“トリプルスリー男”に注文 「新しい山田見たい」
「ヤクルト春季キャンプ」(1日、浦添)
ヤクルトの山田哲人内野手(24)が1日、今年初の屋外フリー打撃で39スイング中、3本の柵越えを披露。真中満監督(46)は「さらにグレードアップした、新しい山田を見たい」と“注文”した。
山田は初日を終えて「まだキレがない。(早く仕上げた)つもりだったけど」と不満顔。「振り込んでいけば、スイングも速くなっていく。数をこなす」と課題を口にした。
指揮官は進化を続ける山田に目を細める。「トレーニングに力を入れてやったと聞いている」。史上初の3年連続トリプルスリーを達成するため、本人が一番不安とするのが本塁打。パワーをつけるべく鍛錬を積んだ結果「体が大きくなった」と首脳陣も口をそろえる。
WBC公認球での打撃に関しては全体練習ではなく、個別練習で打ち込み、本戦への準備を進めていく。杉村打撃コーチも「せっかくだから世界に山田ってものを見せて欲しい」と期待を寄せる。WBC優勝、偉業達成へ、スケールアップした“NEW山田”で挑む。