清宮「もちろん」V宣言 早実50度目聖地で新たな歴史作る!

 第89回選抜高校野球大会(3月10日抽選、19日開幕・甲子園)の選考委員会が27日、大阪市内で行われ、出場32校が決定。昨秋明治神宮大会準優勝の早実(東京)は4年ぶりの出場が決まった。今秋ドラフトの目玉・清宮幸太郎内野手(2年)は「目標はもちろん優勝」と、王貞治ソフトバンク球団会長を擁した57年以来60年ぶりの大会制覇を宣言した。

 偉大な先輩と同じ道のりを歩む。テレビカメラ10台、36社93人の報道陣を前に、清宮は力強く言った。「早稲田実業として春夏合わせて50回目の出場。伝統に泥を塗らない試合をしていければ。でももっと前向きに、新たなページを自分たちが作っていければいい」。自ら紡ぐ歴史となる目標は「もちろん優勝です」と、宣言した。

 春唯一の優勝は、エース・王を擁した1957年。60年後の節目に、ちょうど50度目の聖地に臨む。出場の知らせを受けたのは、校内にある王さんのレリーフの前。翌58年春も2本塁打を放った大先輩ばりの活躍で“王道”を歩めば、頂点は近づく。

 自身は一昨年夏以来2度目の甲子園。「どの球場にもない雰囲気。球が遅く見えたり、持っている以上の力を出させてくれる」と、目を輝かせた。清宮いわく、選手だけでなく応援席まで一体となって相手をのみ込むのが“早実スタイル”。その意味でも、聖地は最高の球場だ。

 冬場はチームで体幹を強化。パワーアップを図った。明治神宮大会決勝で敗れた履正社には「もう一回当たれば負けない」と雪辱を期し、東京大会決勝で5打席連続三振を喫した日大三には「センバツでやれる機会はなかなかない。もしまた対戦するのであれば、自分が打って勝ちたい」と、腕をぶした。進化した怪物が、日本一に挑む春がやって来る。

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