【一問一答】早実・清宮「甲子園は持っている以上の力を出させてくれる」

 投げた帽子を笑顔で追いかける早実・清宮=早稲田実業
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 第89回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園球場)の出場32校が27日、大阪市内で開かれた選考委員会で決定。清宮幸太郎内野手(2年)が主将を務める早実(東京)が出場校に選ばれた。東京都国分寺市の早実で出場決定の知らせを受けた清宮は、会見を行った。

 報道陣36社93人がつめかけた早実での会見で、清宮の一問一答は次の通り。

 -選抜出場が決まった今の気持ちは。

 「秋の(東京大会)決勝が終わって、報道などで(選抜は)確実だというつもりでいたが、今日という日を迎えて、校長先生から報告を受けるまでは、試合とは違う緊張がありました。今はほっとした気持ちです」

 -どのように戦いたいか。

 「早稲田実業として春夏合わせて50回目の出場となる。先輩方が築いてきた伝統というものがあるので、甲子園に行っても伝統に泥を塗らないような戦いをしたい。同時に、もっと前向きにまた新たな歴史をつくっていければいいなと思う」

 -早実の持ち味は。

 「試合に出ている人や野球部員だけでなく、応援してくれる方々や全員で球場の雰囲気を変えるのが自分たちの持ち味。それで相手を飲み込んで自分たちの野球をやるのが早実の野球。またそういう野球ができればと思う」

 -早実スタイルとは。

 「新チームになってからGO!GO!GO!(球速5キロ増、飛距離5メートル増、体重5キロ増)というスローガンがあるので、その精神を変えずに戦いたい」

 -自身は一昨年夏以来の甲子園。

 「1年生から甲子園でやらせていただいたが、どこの球場にもない雰囲気がある。やはりあそこは小さいころから夢を見てきた場所。自分の持っている以上の力を出させてくれる。自分にいいように働いてくれる。またいい結果になる甲子園にしたい」

 -秋の東京王者で明治神宮大会は準V。

「自分たちは強いというわけではない。地方大会の1回戦からそうだが、すべての試合で力を出し切っていく。絶対に手を抜かないで後悔しない試合にしたい。先を見ずに1戦1戦、勝ち上がれればと思う」

 -東京からは日大三も選ばれた。

 「同じ西東京から三高が出るというので、選抜でしか(甲子園で)同じ地区の相手とやる機会がない。(勝ち上がって)自分らで対戦を実現させたい」

 -秋に敗れた履正社の印象や思いは。

 「履正社高校に最後に負けてしまった。投打のそろったチーム。負けてから自分たちもパワーアップを図ってきた。もう一度当たったら負けないようにと練習してきた。次で当たっても臆することなく挑んでいきたい」

 -ほかに対戦したいチームは。

 「選抜に出るチームはどこも実力があるチームだと思う。全チームとやりたいです」

 -ズバリこの大会で目指すところは。

 「もちろん優勝です。ですけど、1戦1戦終わったら『勝ってた』という感覚でいきたいなと思う。そこは早稲田実業のスタイルを変えずに、目の前の試合を勝ち上がっていきたい」

 -自身のホームランは。

 「本塁打数とかが注目されてはいるが、自分はキャプテンでもあり、3番でもあるので、チームが勝つための打撃に徹しようと思っている。秋の大会は準々決勝から役に立っていなかったので、その借りを返す意味でも、チームを引っ張っていければと思う」

 -これから1カ月あまりをどう過ごす。

 「まずは試合勘を取り戻すこと。それとモチベーションを高めていきたい。秋の大会でもそれを気にしてきた。それによって試合は大きく変わってくる」

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