ヤクルト山田3年連続トリプル3へ特製スパイク 打力もサポート

 特製スパイクを携え、WBCでの活躍と3年連続の偉業に臨む。愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムでの自主トレ公開となった14日、ヤクルト・山田哲人内野手(24)はテレビカメラ10台、報道陣約50人を前に、「しっかり期待以上の結果を残せるように」と改めてWBCと3年連続トリプルスリーへの意気込みを語った。特別な1年となる今季。その戦いに向け、こだわりの武器を準備した。

 契約するアディダス社の担当者によると、「安定感、パワー、走力」の三拍子そろった特別仕様のスパイクだ。推進力と軽さを追求し、盗塁だけでなく、打撃の際にもパワーが加味できるような作りになっているという。2月の浦添キャンプから使用し、好感触を得られればWBCでも新たな“相棒”と共に戦う方針。バットに関してもグリップ力を高めるためにテーピングを巻くなど、偉業達成へ試行錯誤を続けている。

 この日はWBC公認球でキャッチボールを行った。「滑る。(それでも)使っていくうちにある程度感覚がつかめそう」と不安はない様子。WBC公認球での打撃はまだ行っていないが、「三木ヘッドコーチと相談しながら、個人練習でやっていきたい」と浦添キャンプ中に本格的に打ちこんでいく予定。新たな武器を手に、若武者がさらなる高みへと突き進む。

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