ヤクルト山田 前人未踏の2年連続トリプルスリーに関しての考察

 ヤクルト・山田はプロ野球81年の歴史の中で、史上初めての「2年連続シーズン打率3割&30本塁打&30盗塁(トリプルスリー)」を達成。7月26日に30号本塁打を放つと、同31日に規定打席の443に到達(この時点での打率は・335)。30個目の盗塁はチーム128試合目の9月6日にマークした。

 山田以外のトリプルスリー達成者は9人いるが、達成翌年の成績で2部門だけでもクリア出来たのは、岩本義行(松竹=1951年・打率&本塁打)、秋山幸二(西武=90年・本塁打&盗塁)、松井稼頭央(西武=2003年・本塁打&打率)の3人だけ。2年連続トリプルスリーがいかに困難な記録かを示している。

 唯一無二の記録を成し遂げた山田だが、7月30日・巨人戦での死球が8月以降の成績を狂わせた。同10日に出場選手登録抹消。月間成績は打率・271、3本塁打、4盗塁。9月もプロ入りワーストの22打席連続無安打などがあり、月間成績は打率・176、5本塁打、1盗塁。7月までの“貯金”がなければ、大記録も消滅していたかもしれない。

 今季の山田はタイトルではないが、広島・田中と並ぶ102得点で、14年から3年連続最多得点。セ・リーグで3年以上連続は、王貞治(巨人=13年・62~74年)、松井秀喜(巨人=3年・00~02年)に次いで、3人目の記録も生み出した。

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