前阪神・柴田がロッテに入団「プロ野球への道、チャンス頂いた」
ロッテは12日、鴨川秋季キャンプの入団テストで合格した前阪神・柴田講平外野手(30)、前ソフトバンク・猪本健太郎内野手(25)、BCリーグ、前石川ミリオンスターズ・三家和真外選手(22)の3選手と来季の契約を結び、ZOZOマリンスタジアム内で入団会見を行った。柴田は年俸700万円、猪本、三家は500万円(金額は推定)。
柴田の表情は明るく輝いていた。「うれしいですし、感謝の気持ちで一杯です。プロ野球への道、チャンスをいただいた」
10月1日、阪神から戦力外通告を受け、トライアウトに参加。11月15日~17日、ロッテの鴨川秋季キャンプに合流して入団テストに挑戦した。
紅白戦2試合では適時三塁打を放ち、パワーを見せつけた。さらに俊足と好守備。伊東監督は、「自分のセールスポイントをしっかりとアピールしていた」と評価していた。
「(阪神で)8年間やってきた自分のプレースタイルを(2試合で)出せたと思います」と振り返った。
ZOZOマリンスタジアムはゲンのいい球場だ。プロ8年で本塁打は「1」本だが、その1本を13年5月22日にこの球場でマークしている。
「ヒットの延長線上ですからね。でも、うれしいといえばうれしい」と照れくさそうに笑った。
11年には104試合に出場したが、今季はわずか10試合の出場で終わった。だが、伊東監督が「クビになるような選手ではない」と話したように、まだまだ一線級だ。
かつて阪神で一緒だった高浜から、「いろいろアドバイスを受けた」そうで、「(ロッテは)ファンの応援がすごい。団結力があります」という。
最後に、「1年間戦っていける体力をつけたい。チームに貢献して、伊東監督を胴上げしたい」と今後の活躍を誓った。