オリックス「糸井の抜けた穴」大きい?小さい?走攻守で検証

 オリックスから国内FA権を行使した糸井嘉男外野手(35)が阪神へ移籍した。最下位のチームにあって盗塁王にベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞。こんな主力選手が抜けたらチームはさらに弱くなってしまうのか。糸井の抜けた穴は本当に大きいのか、走攻守3部門で検証してみた。

 まずは打撃から。リーグ4位の打率・306をはじめ17本塁打、70打点はいずれもT-岡田に次ぐチーム2位。簡単に埋まる穴とは思われない。

 だが、可能性はある。新外国人ステフェン・ロメロ外野手(28)の存在だ。福良監督は「(長所は)長打で、穴が少ない。長打はウチに一番足りなかったところなので」と、「4番・指名打者」で起用する方針を明かしている。

 今季、メジャーではわずか9試合の出場にとどまったが、3Aでは106試合で打率・304、21本塁打、85打点を記録した。もちろんそのまま同じ数字が見込めるかは未知数ではあるが能力はありそうだ。球団ではさらに長打力のある外国人も候補に挙がったが、ロメロを選んだのはクセのない打撃フォームと勝負強さを評価したからだという。

 阪神移籍後、来季の目標にお立ち台7回を挙げた糸井。実は今季のそれはわずか2回だった。ロメロは2014年に3Aタコマでサヨナラ逆転満塁弾を放ったことがある。打った相手が今季オリックスに在籍した“自称166キロ男”コーディエであることも因縁を感じるが、劇弾男なら何かをやってくれるかもしれない。

 次に守備。2年ぶり7回目のゴールデングラブを受賞した名手が右翼からいなくなる。確かに痛い。と思いきやチーム内からはこんな声も聞かれた。

 「なんで嘉男さんが選ばれるのですか?」

 疑問の理由は記録が表している。118試合で6失策。守備率・967は規定に達した外野手の中でリーグ最低だった。ゴールデングラブは記者投票で選ばれる。過去の印象からうまいと認識されれば、ある程度試合に出れば票を集めるからだ。今季に関しては印象ほど抜群の守備力を発揮したわけではないというのがチームの見方。来季、リーグ屈指の守備範囲と強肩を誇る駿太や小田が守れば、糸井以上の守備力が期待できる。

 最後に走力。53盗塁。チーム盗塁数104の半分がなくなる。これこそは簡単に埋まる穴ではない。ここは発想の転換が必要だ。盗塁は得点を挙げる作戦の一つにすぎない。2年目を迎える吉田正と新外国人ロメロ、T-岡田、中島が1年間働けばかなりの得点力アップが期待できる。

 結論。糸井の抜けた穴が大きいのは間違いない。とはいえ、ダルビッシュや前田健が抜けた日本ハムや広島が優勝したように、新戦力の台頭がチームを激変させることもある。来季はオリックスの最下位予想が大半を占めそうだが、予想を裏切る大躍進をしても不思議ではないともいえる。

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