西武が海外FA権を行使して楽天に移籍した岸孝之投手(31)の補償について、人的補償を見送る方針で調整していることが19日、分かった。球団は岸に代わって先発を任せられる外国人投手の獲得を目指しており、金銭補償で補強費用に充てるとみられる。
岸の今季の年俸は2億2500万円。金銭補償なら、年俸の80%に相当する1億8000万円を受け取る。球団幹部は「補強は外国人投手が最優先になる」と強調。既に守護神候補の米大リーグカブスで活躍したシュリッターも獲得した。
昨季4戦4勝のウルフの残留に加え、先発候補を調査中。最終決定は、人的補償として獲得可能な選手名簿を確認した上で判断する。