“手負い”の中田、雪辱先制打 左手首痛で四回守りから退く

 「侍ジャパン強化試合、日本11-4メキシコ」(11日、東京ドーム)

 2試合連続で4番に座った日本ハム・中田が、左手首痛のため、四回の守りからベンチに退いた。内川との交代を告げるアナウンスに、スタンドがどよめいた。「左手首があまりいい状態ではない」と中田。大事を取っての交代となった。

 “手負い”ながらも仕事は果たした。2死二塁で迎えた初回の第1打席で、詰まりながらも右翼線にポトリと落ちる先制の適時二塁打。前夜は4打数無安打。「昨日やられてね、やり返せて良かった」とチームの勝利に喜びを口にした。

 交代後はアイシング治療を施し、ベンチから声援を送った。12日の出場は「どうなるか分からない」と中田。小久保監督も「状態が分からないので、明日来てみて、できるかどうか確認してから」と話すにとどめた。

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