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立正大・黒木 東都2部から飛躍だ 最速153キロのドラフト上位候補

 プロ野球ドラフト会議が20日に迫った。指名候補の実力、数ともに豊作とされる中、異色のドラフト候補がいる。立正大・黒木優太投手(22)は東都2部ながら、最速153キロをマークし注目を集めている。

 “たたき上げ”という言葉がよく似合う。華やかな舞台は踏んでいない。黒木は己の右腕一本で、ドラフト上位候補の評価を手に入れた。

 細身ながらバネのある引き締まった体。躍動感あふれるフォームで繰り出す直球は、最速153キロをたたき出す。縦横のスライダーは変化に差をつけ、狙って三振を取れるウイニングショットだ。

 昨年、原樹理(ヤクルト)、吉田正尚(オリックス)と2人のドラ1を輩出した東都2部で、1年秋から主戦を張る。「原さんは1人で何試合も投げ抜いて。必死に頑張る人間は強いんだなと。そういう姿に心を打たれたところはあります」。ハイレベルな相手としのぎを削り、お手本にし、自分を高めてきた。1点台の通算防御率が実力を証明する。

 遊撃手から投手に転向したのは高校2年の8月。練習試合で投手が足りなくなり「ピッチャーをやりたかったので」と、志願したのが始まりだった。快速球ですぐに頭角を現し、プロ志望届も提出。だが、指名はなかった。

 あれから4年。「プロばかり意識していたら、結果が伴わなくなる」と、経験を成長の肥やしにした。今春リーグ戦で走者と接触して右肩を亜脱臼したが、復帰した秋は順調。スカウト陣は「外れ1位」と口をそろえる。最後はエースとして7年ぶりの1部復帰に導き、プロの世界に身を投じる。

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