楽天・茂木栄五郎内野手（２２）が２２日、日本ハム・高梨を打ち崩し、新人王争いを制する考えを示した。この日のロッテ戦は雨天中止となり、２３日からの日本ハム３連戦に向けて札幌に移動。２５日に先発予定の右腕を攻略し、タイトル争いをリードする。

　これまでタイトルの話題には無関心を貫いてきたルーキーだが、「直接対決が新人王の観点から見て参考の基準になると思う」と譲らない姿勢を見せた。入団１年目で遊撃の定位置を奪い、打率・２８１の茂木と、かたや１０勝の３年目右腕。し烈な争いにバットでカタをつける。

　１９日の西武戦では、９２年の巨人・川相以来となるシーズン２本目のランニング本塁打をマーク。広い敵地で史上初となるシーズン３本目のランニング弾となれば、最高のアピールになる。