楽天・茂木2発 日本ハム・高梨との新人王争い 強烈アピール

 「楽天11-2オリックス」(12日、コボスタ宮城)

 雨を切り裂き、楽天・茂木が2本のアーチをかけた。三回はバックスクリーン左。六回は右翼席中段。新人王へアピール十分の自身初の1試合2発だった。

 「自分のスイングをさせてもらえない中でタイミングよく振れました」。シャイな笑顔の中に、手応えがにじむ。特に中越え弾はプロ入り初。「センターにいい打球が行きながら、(野手の)頭、フェンスを越えることがなかったので」と力を実感した。

 現在、規定打席に到達している新人野手は、セ・リーグが阪神・高山、パ・リーグでは茂木だけ。打率も・283まで上昇。新人王レースは現在9勝の日本ハム・高梨とし烈な争いを展開するが「僕は意識しない」と茂木。だが、バットが快音を響かせれば、一生に一度の栄誉は近づいてくる。

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