オリックス 吉田正、和田から同点6号2ラン

 「オリックス4-2ソフトバンク」(8日、京セラドーム大阪)

 ドラフト1位・吉田正尚外野手が本拠地で初本塁打を放った。

 五回まで和田の前に無安打。六回の攻撃前には一塁ベンチ前でこの日、2度目の円陣が組まれた。先頭の大城が中前打で突破口を開くと、1死一塁から吉田正だ。

 初球はストレートを空振り。2球ボール球の変化球を見極めたあとの4球目。外角高め142キロのストレートをどんぴしゃのタイミングで捉えると打球は左翼スタンドに飛び込む6号同点2ラン。打球の行方を見ていた吉田正はスタンドインを見届けるとゆっくりと本拠地で初のベース一周を楽しんだ。

 そこからチームも球場の雰囲気も変わった。同点の八回1死一塁からまたも吉田正。今度は和田が勝負を嫌い、四球を選びここでKO。2番手・森福からT-岡田が決勝適時打を放った。

 決勝打は4番。だが、誰もがこの勝利の立役者がルーキーであると信じて疑わなかった。

 福良監督は「(吉田)正尚の一発で流れが変わった感じがしましたね。大きいですねアレは。大したもんですよ」と絶賛の嵐。

 ともにお立ち台に立ったT-岡田も「練習からほれぼれするような打球を打つ。もっと僕らが引っ張っていかないといけない。刺激にして負けないようにしっかりしていかなきゃいけない」と一目を置いた。

 当の本人は変わらず打撃道を極める。

 「場面も場面だったので良かった。初球、空振りでしたけどフルスイングできたのが良かった。和田さんは球の出どころが見づらくて最初差し込まれてしまった。次の打席はちょっと前に出されたけどいい感じのフライだった。外角が多かったので、そこを力強く打とうと思っていました。向こう(左方向)にあまり打ったことがなかったので入ってくれと思いながら打球を見てました」

 初めてのお立ち台については「慣れない感じでしたね」と苦笑い。初々しさは唯一、ルーキーらしいところか。

 6本塁打は阪神・高山、楽天・茂木も抜き新人トップ。初本塁打から18試合で6本。内1試合は代打のみの試合もあった。残り19試合。どこまで積み重ねるのか注目だ。

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