“代役4番”巨人・大田が救ったV2点打 長野自打球で離脱も

 「巨人3-1DeNA」(8日、東京ドーム)

 “代役4番”が見事に4番の仕事を果たした。同点の七回2死二、三塁。巨人・大田が2点適時三塁打を放ち勝負を決めた。三塁ベースで手をたたいてほえた26歳に対し、無数の大田コールがこだまし「鳥肌が立ちました。必死に食らいついていきました」とお立ち台ではにかんだ。

 出番は急に訪れた。4番・長野が負傷し、三回の打席から代打で出場。七回までの2打席は得点圏に走者を置きながら、いずれも凡退していた。打席に入る直前には阿部から「打ってこい」と背中を押され「気持ちが入りました」。フルカウントからの6球目。井納が投じた甘く入ったフォークを左中間へはじき返した。

 交流戦明けからは、ノーステップ打法にも取り組んでいる。シーズン中の変更に「勇気がいる」と本音も吐露したが、内田打撃コーチと二人三脚で打撃向上に取り組む。その成果が、この日は「結果」として表れた。

 試行錯誤を続ける大田の決勝打を、高橋監督は「色んな事を考えて、なんとか結果を残そうとしているのが伝わってくる」と称賛した。チームは3位に再浮上。この日の劇的な一打を「自信になった。きっかけになると思うし、しないといけない」と大田。期待され続けるプロ8年目が、今度こそ花を咲かせてみせる。

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